2月25日(日)

待ちに待ったアートスタート公演。

はじまるよ

舞台裏
人形劇団ひぽぽたあむの『かえるくんかえるくん』を観ました。
会場には初めて舞台に出会うちいさなお客さまからアートを愛するおとなの方まで幅広い年齢の方に集まっていただきました。
公演前に、ひぽぽたあむの永野むつみさんからこんなお約束。
『今日はおとうさん、おかあさんはうろうろ立ち歩かないでください。』
ん?ん?おとうさん、おかあさん?間違えてるのかな?
と思われるかもしれませんが、そうじゃありません。
『ちいさなひとたちは、泣いても、しゃべっても、歩いても、どこで見てくれてもかまいません』と。
おとうさん、おかあさんは基地だから、いつでも帰ってこれるようにどっしりかまえていてほしいと。
ちいさなひとたちの動きには意味があって、という話を聞いていたので、舞台を観ながら、ちいさなひとたちの反応を見るのも楽しいものです。
かえるくんの誕生日。オルゴールにあわせてみんなでうたうやさしいバースデーソングにひとりで座って見ていた子が泣いて、おかあさんの膝にかけよりました。
物語がひとつ終わり、むつみさんが、『おかあさんのこと思い出したのね。お誕生日はあなたとお母さんの特別な日だものね』と言われ、会場中がふんわり包まれました。
かえるくんのあたらしいともだちでは、かえるくんとこぐまくんのかけあいが優しくて、健気で、嬉しくて、あかちゃんが育っていく過程にリンクして胸がじーんとしました。
静かに始まる、やさしい日常の延長のようなおはなしがこころにすーっと入り込む。
ほわほわやさしく、あたたかいけど、深く、すぐにはまとまらないくらい、沢山の大切なものをいただいた特別な1日になりました。
今日のことを、忘れないように、みんなで語りついでいかないとなぁ。
そうだ!
人形劇が終わり、舞台裏をすべて見せてもらいました。スペシャルな経験です✨キラキラ瞳を輝かせて、真剣に、人形や小道具を触るわが子の様子を見て、おとなのひともみんな表情がやわらいでいました。


その後は永野むつみさんの講演会です。子育てのヒント満載のいいお話が聞けて良かったと、お父さんからも喜ばれました
